【日本で最も長い歴史を持つ整腸医薬品の特徴と他社乳酸菌サプリとの比較】

このサイトでわかること

他の乳酸菌サプリと比べたビオフェルミンの立ち位置は?

乳酸菌がブームです。

 

腸内環境とか善玉菌という言葉を聞かない日はありません。

 

乳酸菌やビフィズス菌のサプリを摂る人もどんどん増えています。

 

その目的も便秘解消から、花粉症対策、インフルエンザ予防までさまざま。

 

こうした中で有名な「ビオフェルミン」はどういう位置づけの商品なのか?

 

他の乳酸菌サプリと比べた特徴は?

 

そういうことをユーザー目線で整理したサイトです。

 

ビオフェルミンは無意味な薬?

もうひとつ。最近、ビオフェルミンの効能を全否定する噂が一部で広まっています。

 

ビオフェルミンの乳酸菌は胃酸で全滅するので、腸には届かない。

 

まったく効かない、無意味な薬である、と。

 

この説の真偽についても調べてみました。

ビオフェルミンの立ち位置をチェック!

他の乳酸菌サプリと比較する上でポイントとなるのは、以下の5点かと思います。

 

ビオフェルミンの特長

  1. 最も歴史の古い乳酸菌商品のひとつである
  2. 健康食品ではなく薬品である
  3. 効能は整腸(便秘や下痢の解消)を訴求している
  4. 人由来の菌3種を使用している
  5. 菌を生きた状態で腸に届けるタイプである

 

ひとつずつ検証してみたいと思います。

 

POINT 1 最も歴史の古い乳酸菌商品のひとつである

初代の乳酸菌整腸薬「ビオフェルミン」の発売は1917年(大正6年)に遡ります。

 

これは日本初の乳酸菌整腸剤です。

 

この年、神戸市に創業した(株)神戸衛生実験所が製造発売し、1949年(昭和24年)にビオフェルミン製薬(株)に社名変更しました。

 

日本初の乳酸菌飲料カルピスの発売が1919年(大正8年)。

 

ヤクルトの場合、商品発売が1935年(昭和10年)、会社設立が1955年(昭和30年)です。

 

ビオフェルミンはとても歴史のある先駆者なのです。

 

ここ数年、乳酸菌ブームで、多くの食品メーカー・製薬会社・サプリメーカーが菌の研究をしてサプリを続々売り出しています。

 

しかし、乳酸菌研究のキャリアの長さではビオフェルミンは間違いなくトップと言えるでしょう。

 

POINT 2 健康食品ではなく薬品である

日本の法律では、人の口に入るものは、薬事法が管轄する「薬」と食品衛生法が管轄する「食品」の2種類しかありません。

 

ビオフェルミンは「医薬」の扱いであり、他社の乳酸菌サプリはほとんどが「食品」として扱われているものです。

 

薬事法が定義する医薬品には「医薬品」と「医薬部外品」があります。

 

ビオフェルミンには複数の商品がありますが、どれもどちらかに入っている「薬」です。

 

「医薬部外品」とは、薬ではあるけれども作用が穏やかで安全注意に神経質になる必要がないものです。

 

わかりやすく言えば「サプリっぽい薬」ということです。

 

一方、サプリの類は「健康食品」と世間では称されますが、法律の裏付けのある公式のジャンルではありません。

 

食品の一部は「特定保健用食品(トクホ)」および「栄養機能食品」として、食品衛生法に基づいて機能の認証を受けています。

 

平たく言うと「薬ではなく、あくまで食品だけど、一定の健康効能があることはお上が認めます」という商品です。

 

ほとんどの乳酸菌サプリは、医薬ではなく、トクホですらなく、ただの「食品」の位置づけです。

 

ビオフェルミンの商品群のパッケージには、「第2類医薬品」とか「指定医薬部外品」とか書いてあります。

 

他社の乳酸菌サプリのパッケージには「乳酸菌含有食品」等と書かれています。

 

医薬品(薬事法の管轄)

【医薬品】
安全に注意が必要な薬で、薬局でしか販売できない。
「ビオフェルミン下痢止め」「ビオフェルミン止瀉薬」「ビオフェルミン便秘薬」「ビオフェルミン健医消化薬錠」「ビオフェルミンVC」

 

【医薬部外品】
作用が穏やかで安全性の高い薬で、一般小売店でも扱える。
「新ビオフェルミンS」―ビオフェルミンの主力商品

食品(食品衛生法の管轄)

【特定保健用食品(トクホ)】および【栄養機能食品】
食品衛生法に基づいて健康効能が認証された食品。
トクホで有名な例は、サントリーの「黒烏龍茶」など。

 

【一般食品】
スーパーで売っている食べ物から、「特定保健用食品(トクホ)」や「栄養機能食品」の認定を受けていない「健康食品」まで含む。
大半の「乳酸菌サプリ」はここに含まれる。

 

まず、ビオフェルミンは「薬」であることを理解してください。

 

それは、整腸など公式に訴求している効能は十分な科学的裏付けがあると厚生労働省が認めているという意味です。

 

ただし、ここで言いたいのは、「ビオフェルミンはちゃんとした薬で、他の乳酸菌サプリはインチキだ」ということではありません。

 

それについては後で述べます。

 

POINT 3 効能は整腸(便秘や下痢の解消)を訴求している

薬事法が認めた「薬」ですから、謳っている効能については、あるとお上が認めているということです。

 

万人に確実に効くというのはどんな名薬でも不可能ですが、「薬」と呼ぶに値する高い確率で便秘や下痢に効くということです。

 

一方、最近では乳酸菌はもっといろいろなことに効くと言われています。

 

  • アレルギー緩和
  • 免疫強化
  • メタボ防止

 

ビオフェルミンは整腸だけで、こういう効果はないのでしょうか?

 

そんなことはないと思います。

 

ビオフェルミン製薬は、ビオフェルミンに使われている乳酸菌の幅広い健康効能を研究して学会に発表しています。

 

下記は公式サイトからの一部抜粋ですが、多くの可能性を秘めていることがわかります。

 

  • フェーカリス菌129 BIO 3B株のストレスによる腹痛に対する効果(第17回腸内細菌学会)
  • ビフィズス菌G9-1株のアレルギー鼻炎モデルに対する効果(第58回日本アレルギー学会)
  • ビフィズス菌G9-1株の糖尿病・高コレステロール血症動物モデルに対する効果(第37回日本成人病学会)

 

ただ、薬事法に定める「薬品」の立ち位置にいるビオフェルミンだけに、正式に認可されていない効能は口にできないということでしょう。

 

これから先、エビデンス(医学的な裏付け)が積みあがって認可が下り、ビオフェルミンに新たな効能が書き加えられる日が来ると予想します。

 

POINT 4 人由来の菌3種を使用している

「ヒトにはヒトの乳酸菌」というCMのフレーズが有名ですが、ビオフェルミンの一番の特長をよく表現しています。

 

乳酸菌というのは多くの種類があり、もともと人間の大腸内を住処としているものもあります。

 

ビオフェルミンはヒト由来の乳酸菌で、便秘や下痢を治していこうという薬です。

 

ビオフェルミンの3種の乳酸菌
G9-1 ビフィズス菌

ビフィズス菌は、母乳栄養児の免疫がなぜ強いのかを研究するうちに、母乳乳児の便から発見(19世紀末)された善玉菌の代表。
学名をビフィドバクテリウム属といい、母乳栄養児の消化管内で最も数が多い菌ですが、加齢とともにだんだん減少していきます。
主に大腸に住んで、悪玉菌が有害物質を生成するのを抑制します。
多くの種類・菌株がありますが、健康な乳児の腸を徹底研究して選んだのが、G9-1だということです。

I29BIO3B フェーカリス菌

エンテロコッカス属という球菌の仲間。エンテロコッカス・フェーカリスは生きた状態だけでなく、加熱殺菌した死菌でも免疫を強化する効果があるので有名です。
増殖力が強く、他の2つの乳酸菌の働きを助ける役目も担います。
主に小腸に住んでいます。

KS-13 アシドフィルス菌 ラクトバチルス属という桿菌の仲間。ラクトバチルス・アシドフィルスは今もっとも注目を集めている乳酸菌のひとつ。乳酸を作って悪玉菌の増殖を抑えます。

主に小腸に住んでいます。

 

POINT 5 菌を生きた状態で腸に届けるタイプである

ビオフェルミンは固形錠剤ですが、菌は生きています。

 

乾燥させて仮死状態にしているだけで、水分を与えると復活します。

 

久光製薬の人気乳酸菌サプリ「EC-12」のように、多糖体の効果を最大化するために、あえて死菌を使っているサプリもあります。

 

しかし、ビオフェルミンは乳酸菌を生きたまま腸に届けるタイプの薬です。

ビオフェルミンの乳酸菌は胃酸で全滅するのか?

 

さて、最近、ビオフェルミンの乳酸菌は腸に届く前に胃酸で全部やられるので、まったく効かない薬だという噂が一部で広まっているそうです。

 

ビフィズス菌や動物性乳酸菌が酸に弱いのは事実です。

 

そこで他社では「普通は胃酸でみんな死ぬが、わが社の製品は違う」というキャンペーンをやっているところが多く、そのあおりを食ったようです。

 

この疑問についてビオフェルミン製薬の公式ホームページのFAQ(よくある質問)のコーナーに回答が出ていました。

 

その要旨をここに記します。

 

  • ビオフェルミンの乳酸菌が生きて腸に届かないというのは誤解である。
  • 空腹時のヒトの胃内はpH1〜2の強酸性で、ここでは確かに影響を受ける。
  • しかしビオフェルミンの用法は、食後に服用するように指示している。
  • 食後の胃内はpH4〜5の弱酸性である。
  • この環境下ではビオフェルミンの乳酸菌は死滅することなく、腸に届く。
  • よって食後に服用という用法を守れば、ビオフェルミンは効く。

 

ちなみにpH(ペーハー)というのは、酸性・アルカリ性をはかる尺度です。

 

pH = 7 が中性で、数字が小さい方が酸性、大きいほうがアルカリ性です。

 

強酸性  弱酸性   中性  弱アルカリ性  強アルカリ性  
pH 1--2--3--4--5--6--7--8--9--10--11--12--13--14

 

この説明は正しいのだろうと思います。

 

また、ビオフェルミンは長い歴史を持って愛用されてきた薬であり、今もなおテレビCMをやるほどメジャーな存在です。

 

全員が全員ではなくとも、効くと感じる人が多くなければ、こんなことはありえません。

いろいろな乳酸菌サプリを試してみよう!

 

先ほどの説明で「ビオフェルミンは医薬品扱い。他社の乳酸菌サプリはたいてい食品扱い」と言いました。

 

これは事実です。

 

ただし「他社の乳酸菌サプリはインチキということではない」とも付け加えました。

 

これについて真意を説明したいと思います。

 

解明が進む腸内善玉菌の効能

人間の腸内には、数にして100兆個、重量にして1kgを超える細菌が群がり住んでいます。

 

これは専門用語で腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)、腸内フローラなどと呼ばれています。

 

腸内細菌は3つのグループに分かれて、終わることのない勢力争いをしています。

 

善玉菌 乳酸菌、ビフィズス菌など。便内の糖分を栄養として生きさせてもらうかわりに、人間の健康をさまざま面で助けてお返しをしている。人間と共生関係にある、大切なパートナー。
悪玉菌 ウェルシュ菌、病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌など。便を材料に有毒物質、悪臭物質を作り出す。
日和見菌 バクテロイデス、ユウバクテリウム、嫌気性連鎖球菌、クロストリジウムなど。数の上では一番多く、腸内細菌の約7割を占めます。善玉菌優勢の時はおとなしく、悪玉菌優勢のときは悪さをします。

 

では、善玉菌はどんな貢献をしてくれているのか?

 

腸の働きを整える効果は昔から知られており、ビオフェルミンはその効能を公認されて「医薬」の立ち位置に行ったわけです。

 

しかし、最近では善玉菌の効能ははるかに広範囲にわたることがわかってきています。

 

乳酸菌には無数の種類があり、菌種・菌株によって得意な能力が異なります。

 

  • 整腸作用(便秘・下痢解消、快便)
  • 免疫力強化
  • アレルギー抑制
  • メタボ抑制
  • 更年期障害緩和
  • ・・・・

 

乳酸菌ブームと乳酸菌サプリラッシュ

こうして腸内環境や乳酸菌に注目が集まるようになり、ブームの様相を呈してきました。

 

食品メーカー・製薬会社・サプリメーカーなどがさまざまな菌種・菌株の効能を研究するようになりました。

 

さまざまな乳酸菌を使ったサプリが続々と発売されるようになりました。

 

ただ、これらはまだ「医薬」と呼べるほどの効能の強さ、確実性を必ずしも持っていないことも事実です。

 

腸内善玉菌が免疫やアレルギー抑制を支えているのは事実。

 

サプリに使われている乳酸菌が、動物実験や簡単な人間の実験で結果を出しているのも事実。

 

でも、そのレベルと、たいていの人間に効く「医薬」に求められるレベルは全然違うんです。

 

医薬として認可されるためには、もっとたくさんの人間での実験事例と科学的データがないといけない。

 

乳酸菌サプリはそこまでまだ追い付いていないのです。

 

だから花粉症に効くとか、インフルエンザ予防に役立つとか、可能性は大いにあるけど言い切れる段階ではない。

 

効くという人がいたり、効かないという人がいたり、ということも起こってきます。

 

乳酸菌サプリとどう付き合うか?

乳酸菌が整腸にとどまらず、素晴らしい数々の健康効能の可能性を秘めているのは確かです。

 

しかし、すべてが解明されて、整腸以外の新効能での医薬品認可が下りてくるのはまだまだ先でしょう。

 

わたしたちはそれを待つ必要はないと思います。

 

ビオフェルミン、他社の乳酸菌サプリを含め、全部を選択肢と捉える。

 

その中から自分に合うもの、自分に効くものを見つけていく。

 

そんなスタンスで付き合えばいいと思います。

 

  • 便秘や下痢が治り、便が臭わなくなった
  • 花粉症が消えた
  • アトピーが治った
  • 風邪をひかなくなった
  • 中性脂肪値が下がった

 

もし自分の体にそんな効果を持つサプリが見つかったら、それが医薬品だろうが食品だろうがどうでもいいではありませんか?

 

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